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2018年02月05日(月) 記事No.243
第6回目の対話型鑑賞会を開催しました。
「前田真三と現代日本の風景写真」@足利市立美術館 2016年9/18

この「対話型鑑賞法」というのは、グループにわかれて、まずじっくり絵を観ます。
そして、感じたこと、気づいたことなどを、ファシリーテーターが一緒にお話しながら
理解を深める方法で、NY近代美術館で開発されました。

今回も、ファシリテーターは、ARDA(芸術資源開発機構)でともに研修した経験豊富な強力メンバーです。

これまでの鑑賞会の様子はこちらをご覧下さい。

第1回 ブラティスラヴァ世界絵本原画展

第2回 江戸へようこそ。浮世絵に描かれた子どもたち

第3回 舟越桂展「私の中のスフィンクス」@館林美術館

第4回 「画家の詩、詩人の絵」

第5回 高島野十郎展

今回は14人の小学生とその保護者が参加しました
簡単に鑑賞法を説明したあと、
アートカードでグループのメンバーやファシリテーターと話しやすい雰囲気をつくります
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カレンダーなどで、おなじみの美しい風景写真が有名の前田真三さんの作品
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「夕焼けがきれい」
「公民館みたいな集まる場所みたい」
「この屋根は・・・、教会じゃないかな?」

楽しいのだけれど、見たまま以上の発言がでにくい。
この鑑賞法は、事実と違ってもファシリテーターは指摘しないのが鉄則だけれど、
具体的な作品なだけに、”正解”教えたいという気持ちが頭をもたげてきてしまう。
あ〜、言いたい「これは北海道の小学校なんですよ」

ところが、抽象的な中里和人氏の作品では・・・
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「空が暗くて、雨が降ってきそう」
「うんこ色だ」
「岩が削れている」
「寒そうだね。ひとけが無い」
「もしかしたら、鹿とか隠れてるかもしれない」
「人魚が座ってる岩みたい」
「地球じゃないみたい」 「宝石がありそうだ」
「滝のような雲、滝雲だね」

おしゃべりも弾み、子どもたちの発想が自由になっていく。

子どもたちに人気のファシリテーター、じじろうさんのグループでも盛んに発言がある
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「なるほど、ここの部分からそう思うんだね。」
じじろうさんは根拠を聴きながら話を深めていく。


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大人グループは豊かな語彙を駆使する園子さんのファシリテーターで、津田直さんの作品を鑑賞。

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ホールに戻って、今日観た作品の振り返りをする。

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作品のコピーのまわりに言葉が書かれたカードがびっしり。
見たままの言葉や分析から、ふみこんで感情的な意見が出るところまでチャレンジできたと、じじろうさん。

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園子さんは、作品の内容と展示位置も意味が込められた津田直作品だけで時間がいっぱいになるほど盛り上がったそう。

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お互いの言葉をもういちどみんなで味わう。

ふざけやすいお年頃の男子たちも、4作品じっくり見た後で、
「あ〜楽しかった。もっと見たかった」と言ってくれた。

このブログをまとめるにあたり、先輩ファシリテーターのミミさんの言葉が今もって、心に響きます
ファシリテーターとは”司会進行役”と、言った私に
「ファシリテーターは、司会進行役ではないです。
参加者の話し合いや体験、学習がスムーズに進行するように支援や補助を行う伴奏者です。
先導者でも、先生でもないです。ここがわかってないと、ファシリテーターという言葉を使ってはだめです」

毎回この鑑賞会では、すばらしいファシリテーターが協力して下さってます
高いスキルをもった方々が、東京、神奈川からスケジュールを調整して駆けつけ、
ボランティア精神でよりよい鑑賞を、と心を砕いて下さることに心から感謝の気持ちです

またご協力いただいた足利市立美術館、あしかが対話型鑑賞の会に感謝いたします。
足利市立美術館のブログでもこの鑑賞会の様子をまとめていただいてます
足利市立美術館のブログ

(2016年度は、アトリエmadoの鑑賞会は、あしかが対話型の会にご協力いただき、メンバーとして開催していましたが
現在退会し、鑑賞会はお休みしています。今後形を変えて、開催できたらと、考えています)
#対話型鑑賞#VTS #対話による鑑賞会

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2018年01月23日(火) 記事No.242
ブログを長く放置していましたが、今年はなるべくアップします。(#^.^#)

今さらですが、以前のできごとを、少しずつ書いていきます。

第5回 対話型鑑賞会 開催しました
高島野十郎展@足利市立美術館 2016年7/17

この「対話型鑑賞法」というのは、グループにわかれて、まずじっくり絵を観ます。
そして、感じたこと、気づいたことなどを、ファシリーテーターが一緒にお話しながら
理解を深める方法で、NY近代美術館で開発されました。

今回も、ファシリテーターは、ARDA(芸術資源開発機構)で研修した経験豊富な強力メンバーです。

これまでの鑑賞会の様子はこちらをご覧下さい。
第1回 ブラティスラヴァ世界絵本原画展

第2回 江戸へようこそ。浮世絵に描かれた子どもたち

第3回 舟越桂展「私の中のスフィンクス」@館林美術館

第4回 「画家の詩、詩人の絵」

10人の子どもと保護者4人のご参加。

年齢ごとのグループに分かれて、
まずはアートカードでゲーム。 緊張をほぐして

いよいよ、展示室へ。
野十郎さんには失礼ですが、地味めな作品の鑑賞。
子どもたちにとって退屈ではと、ちょっと心配。。。

ろうそくだけを描がかれた17枚の作品。見比べて・・・。

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子どもたちは、明るさの違い、炎のカタチ、勢いなどから、
「本を読めるかな?これは、食事の時にいいね」
「この絵だけお皿があるのはなぜだろう」
「これは、一番暖かい感じがする」
「静かだよ」
など、いろんな言葉がでました

あ〜、心配には及びませんでした

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「わ、まぶしい感じ」 「花火みたい」 
「太陽だ」
「どうしてまぶしい感じがするのかな?」

ちょっと、近くで見てみようか?と、提案。
「あ、近くで見てみると、てんてんてんてんと、なっている」
「光がてんてんで描かれているよ」
「はっぱも。てんてんで光ってる」

子どもたちは発言し、お互いの言葉を聞きながら、
大人から教えられることなく、自分たちで点描画の効果を”発見”し、実感することができました。

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「月かな?お日様かな?」
「月だと思うな、暗いもの」
「葉っぱが、真っ黒なのは影だと思う」
「影が黒いから、お月さまは明るく見えるんだと思う」
「葉っぱにささえられてるから、月は寂しくないね」

子どもたちは、わいわい対話することで、作家が描こうとしたであろう、光と影の世界を理解し
心情的な発言まで出たことに・・・。

そして、私自身、事前に一人で鑑賞したときには気づかなかったことだけど、
子どもたちと、夜の少し湿った空気や、白々とした月光を一枚の絵から浴びるような心持ちになったことに
深い喜びを感じていました。


各グループでそれぞれ鑑賞して・・・・

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描かれた小さなものを見つけながら、ベテランのミミさんと二人の子どもたちの会話が弾んでいます。

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目線が作品に合うように踏み台を用意。あちらでは保護者のグループが鑑賞してます

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再び、ホールに戻って、今日の作品をふりかえり、印象に残った言葉をカードに書き
作品のコピーのまわりに貼ります

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ファシリテータ−の方々に今日の鑑賞会で生まれてきた言葉を紹介していただきました

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どんなことが書かれているのかな。。。?
みんなで、共有します。

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こんな風にたくさんの言葉が書き込まれてこの日の鑑賞会は終わりました。

ファシリテーターとして鑑賞会を実践し、高い技能を持った方々が、
東京、神奈川から駆けつけ、ボランティア精神でご協力いただき、
美術館で本物の作品を鑑賞する、とても贅沢で豊かな時間でした。

ご協力いただいた足利市立美術館、あしかが対話型鑑賞の会、ファシリテーターの方々に感謝いたします。

(2016年度は、アトリエmadoの鑑賞会は、あしかが対話型の会にご協力いただき、メンバーとして開催していましたが
現在退会し、鑑賞会はお休みしています。今後再開できたらと、考えています)

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2017年11月21日(火) 記事No.241
MOA美術館佐野児童作品展で、最高賞の、
MOA美術館奨励賞を、
アトリエmadoの今井里歩さん(田沼小4年)が受賞されました

アトリエmadoの毎年恒例、8月の鑁阿寺写生会での作品。
里歩さんは、一日で終わらず、2日通って仕上げた力作。

おめでとうございます

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幼稚園のころのかわいい様子。
この頃から大胆な絵で、強い色を使うのがとても上手なお子さんでした

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2016年04月20日(水) 記事No.238


美術館でほんものの作品を、おしゃべりしながら観ようという対話による鑑賞会です。

昨年の対話型鑑賞から数えると4回目。今年立ち上がった、あしかが対話型鑑賞の会としては1回目。
4月17日、子ども15人、保護者12人が参加しました。

今までの3回はこちらをご覧下さい


1回目 ブラティスラヴァ世界絵本原画展

2回目 江戸へようこそ。浮世絵に描かれた子どもたち

3回目 舟越桂展「私の中のスフィンクス」@館林美術館


今回は「画家の詩、詩人の絵」という展示で、
作品を絞るのに困るほどバラエティーに富んでいいものがたくさんあります。

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簡単な説明、ファシリテータの方々の紹介などのあとはアートカードを使ってわいわい楽しい時間

ファシリテータは今回もARDA(芸術資源機構)の研修でご一緒した強力メンバー。

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緊張がほぐれたところで展示室へ。


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私が担当した4,5,6年生のグループはこの作品が1つめ。
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いっさいの情報を与えないでじっくり観て、感じたこと、きづいたことを話します

髪を結んでる。

鏡があって、着物を着てる。

後ろに置いてあるのは?

着物?これから着るのかな?

脱いだところかな?

パジャマみたいな柄だから、今から着るんだと思う。

ここに、お化粧の瓶があるからお化粧するのかな。

周りの柄はなんだろう、あれ?布に書いている?

この字はなんだ?行書かな?楷書かな。

これ、夜っていう字じゃない?

あ、夜だ。この人これから夜遊びに行くんだ!

着物とかは和風だけど、化粧の瓶が外国っぽいから大正時代とかかな?

あれ、この額、異常に分厚いよ(額の横から見て)

紙に描いたんじゃないよ!

みてみて!板が2枚合わさってる。そこに布を貼ってあるんだ。
(みんな絵の中央の溝をのぞき込む)

こんな風にして約10分の間、いろんな発見があり、
どうしてそう思ったの?とか、なるほど!、おもしろいね。すばらしい発見だね!と、ともに楽しみ、深めていく。

年齢ごとのグループで、それぞれのペースで鑑賞

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もどってきて、それぞれ鑑賞した、作品に感想を書いて貼る。

驚くほど熱心に、集中して書く子どもたち。字が書けない1年の子たちは絵を。

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大人の人は書き終わってしまって、でも子どもたちはどのグループのまだまだ書いている。

すでに30分は過ぎようとしている

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「子どもたちは書きたいだけ、いっぱい書いてね!」といいつつ、

大人の方々に子どもから出たことばの数々を、少し紹介。

一人で鑑賞するのもいいけれど、

グループでおしゃべりしながら観るからこそ、得られる深い鑑賞。


与えられた知識じゃなく、自分で、自分の目で観て感じ、考えたこと、

また、それを人に伝えること、

それを聞いて考えること。。。。

これからこういうことって・・・とても、大切ですよね。


4回目ともなると緊張しつつも伝えたいことが少しずつ伝えられるようになったわたし(^^)


貼ったものをみんなで観る


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読めるでしょうか??

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今回、1年生の女の子4人担当したファシリテータから出た意見は、

いろんな言葉を発しやすい具体的な作品より

抽象的なチョウチョが海の上を飛んでる作品のほうが

盛んにいろんな見方、想像がふくらんで充実した鑑賞ができたということ。


どのグループのファシリテータもそうだった!と。


それは高学年の私のグループも、草間彌生の抽象的な作品にたいし

はじめはドラゴンみたい、木と木の実かなと、見えたままを言葉にしていたのに、

対話を重ねていくうちに、

向こうから、ひかりを発しているようだ。とか、

向こうになにか、大切なものがあって守っているようだという意見がでた。


鑑賞会の回を重ねて行くうち鑑賞の目も育ってきているとしたら、

それはすごく素晴らしいこと。。。。


反省会でも充実感とともにみんなさんと乾杯しました。

ファシリテータを務めて下さった、吉野さん、佐藤さん、箱田さん

学芸員の篠原さん、

本当におせわになり、ありがとうございました





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2015年12月05日(土) 記事No.233
大好きな舟越桂さんの作品で、対話による鑑賞会をしたら、素敵だなあ。。。
との思いがありがたいことにとんとん拍子で現実となりました。

第3回目 アトリエmadoの対話による鑑賞会「よ〜く観よう。いっぱい話そう」
11月29日「舟越桂 私の中のスフィンクス」館林美術館にて開催されました。

この「対話による鑑賞法」というのは、グループにわかれて、まずじっくり作品を観ます。
そして、感じたこと、気づいたことなどを、ファシリーテータという、司会進行役と一緒にお話しながら
理解を深める方法で、NY近代美術館で、開発されたといわれてます。

ファシリテータは、私も研修した、ARDA(芸術資源開発機構)の対話型鑑賞研修会、おしゃべりゴッホの強力メンバー。
今日も東京、神奈川から一番電車で来て下さいました。
1回目と2回目の鑑賞会はこちら↓

http://atoriemado.blog72.fc2.com/blog-entry-224.html1回対話による鑑賞会「ブラティスラヴァ世界絵本原画展

第2回対話による鑑賞会「浮世絵に描かれた子どもたち」

鑑賞会にあたり、
問題はマティスなどの裸婦のスケッチなどでさえ「エロい、きもい、そんなの見せないで」と言う子どもたちに、
展覧会の後半の裸体像をどのように見せるか、あるいは、見せないかということでした。

何度か美術館に足を運び、作品を観るにつけ、どうしても全体を子どもたちに見せたいけれど、
他の小学生の団体はキャンセルになってると聞き、

羞恥心や嫌悪感が伴わないように作品として理解してもらうためには細心の注意が必要だし
無理しない方がよいのかもしれないと思いました

ファシリテータや、長く学校の先生をされて今は館林美術館の教育普及を担当されている方、経験豊富な学芸員の方に相談して。。。

でも、結局は、私のよく知る子どもたちが、どのように反応するか考えてプログラムを決めることに。。。
さて、その計画がうまくいくのか、どきどき。


当日
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事前に鑑賞にきたファシリテータたちと、もう一度、入念に確認。

今回はアトリエmadoの子どもとその保護者で3つのグループに。
それぞれのグループで自己紹介のあと、絵のコピーを使って、対話による鑑賞の練習。

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気づいたことを自由に発言して、ファシリテータがそのことばを受け止めて次のことばを促す、
グループのみんなのことばを聞きながら、あらためてまた作品を見つめて考える。

正解、不正解はない、
根拠をもとに、自由に発言していい。。。
雰囲気がなごやかになったところで
展示室へ。
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子どもたちには、大人と同じ高さの目線で鑑賞してほしいという要望に、美術館の方はいすを用意して下さり、
前からも後ろからも、よ〜〜く、観る。

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おっと、下からも!

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朝ご飯を食べようとして、ネクタイが汚れちゃいけないから、肩にかけてるんだ。
え?ベルトじゃないの?
ベルトじゃないよ、だって、穴がないもの。

あ、後ろに何か、隠されてる。

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大人グループは
木の木目が見えてるから、マネキンぽくないんですね。
目の焦点が合わなくて悲しそう。
几帳面そう。なんで?
シャツを着ている感じから。デリケートな感じ。清楚。
内面を見せない冷たい感じ。他と交わらない。。。逆にいうと、強さを感じた
目玉は何で、できてるの?
どうやって入れたんだろう。次々ことばがはずむ。
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このぐるぐるは、悪いことして捕まったんじゃない?
でも、悪い人には見えないよ。
洋服を止めようとしてるのかな?おしりの形が変だよ。。。

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目線が下で、さびしそう。ハイライトの部分が木地の色でひかってて、生を感じる。
弾圧されて抑圧されてやる気を失ってる人だ。自己主張することができなくて無表情。
職業的には聖職者?え?モードっぽく感じるけど?
後ろをみると、閉ざされた秘密が隠されてるみたいでこわい

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作品のしたの穴に気づいて得意げな男の子、
うしろに回って、スカートが風で膨らんでる。
みんな、遠くを見ている。
それぞれの作品の木の肌に違いに気づいたり。

そして、この作品は右と左と表情が違う。こちらの側のほうがさびしそうと、発言した2年生の女の子
ほかにも書き切れないくらいことばが出て、
子どもたちには舟越さんの作品は、むずかしいかもと心配していたのだけれど
つたない言葉ながら本質を突いた発言が続いてファシリテータも驚いていた。

大人のグループはどんどん、内面に視点をむけた発言が増えていきました。

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それぞれのグループでたくさんことばを出ています

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初期の作品を3作品づつ鑑賞して、「結構、疲れますね〜」「こんなに集中して鑑賞したことないから」
わいわい言いながら
いったんワークショップ室に戻り、観た作品の振り返りの時間。

ここで、よく思いだしもう一度ことばにして書き出すことで、
鑑賞したことがより確かになる大切な時間

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自分のが書けたら、お友だちが何を書いたのかも見てね。

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ここでこの展覧会を企画された館林美術館の学芸員の神尾さんに質問して答えてもらう時間。
「どうして、みんな首が長いの?」
「どうやって、彫ったの?」

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そうして、いよいよ、後半のスフィンクスのエリアへ。

まぶしそうに目をぱちぱちさせている子もけれど、
集まって下さ〜い。。。

学芸員さんの神尾さんに解説してもらいながら全員で鑑賞。
裸体像がならぶ、子どもたちはどんな反応をするのか。
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どうしてスフィンクスなのか。
スフィンクスが出したなぞなぞに、答えようとする子どもたち
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スフィンクスの口にバッタが入ってる作品について、バッタをかんだらどんな味がするかな?
神尾さんの質問に子どもたちは思い切り顔をしかめてる。

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目のところをよく観て下さい。。。

神尾さんの解説はすばらしかった。。。終始、前半鑑賞したことを大切に肯定しつつ、

見方を限定することなく、子どもの目線にたって丁寧でとてもわかりやすい言葉で語られているのに
大人でもなるほどと
納得できる深いところまで伝わってくる。

作家さんはこんな風に言ってましたよと。。。

子どもも、大人もとても理解が深まりました。

振り返りを載せておきます。
読めるでしょうか。。。
作品{冬の先触れ}に寄せられた感想で「さびしそうな顔をしていました。(びょうきかな。)と思った。
さいしょはふしぎな人だと思いました。でもかわいそうな気がした。(やさしい人かもしれない。)と思いました。
作ひんをつくった人がすごいと思った」
2年生の女の子。ここまで、作品の内面を味わえるとは。。。

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終了後、美術館の方を含めて、反省会。
鑑賞上の注意のほか、
鑑賞会を重ねることによって、子どもたちの鑑賞力の向上が見られること、
対話による鑑賞と学芸員さんの丁寧な解説とともに鑑賞したことがとてもバランスがいいプログラムだったことなど
発言された。

あとで、わかったこと。。。
鑑賞会の時間が終わって、子どもがもう一度観たいと言ったのでと、
最初から全部観たんです。と言う方が何人もいたこと。
ポスターの写真が怖いから行きたくないと
行ってた子も。。。

胸があつくなった。
初めて美術館に来た子たち。
初めて彫刻というものを観た子たち。
いっしょにその場にいられた保護者の方々。
その人たちに言葉では伝えられないものを届けられたのではないだろうか。

舟越桂さんの作品の持つ力が何よりの説得力ではあるけれど
この機会をこころざしの高い方々と作れたこと、
ほんとうにこの人たちに対して感謝の気持ちでいっぱいになり、また次につなげていきたいと思った。
















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